長崎ゆるドローン俱楽部の練習会に参加させていただきました。長崎もとんでもなく暑い日でしたが、夏らしい風景を撮影できました。
投稿者: fj.misc藤本
空撮画像で3次元計測
ドローンで撮影した画像を使って3次元形状を計測してみました。
撮影に使ったドローンはMavic Air 2で、1時間余りかけていろんな高さ・方向から約500枚の画像を撮影しました。
3次元計測に実際に使ったのは、80mの高さからの写真47枚、20mの高さからの写真206枚で、RealityCaptureにより3次元計測してみました。
3Dデータ(fbx)をsketchfabで表示させたものがこちらです。
アップロードできるデータサイズの制限から、画質・サイズを落としています。
なお、撮影場所は長崎空港の円錐表面に含まれているので、必要な申請、飛行計画通報を行っており、土地管理者の承諾も頂いています。
ふと思い立って25年前の博士論文を検索してみたところ、国立情報学研究所や色んなところに収納されていました。
多方向から撮られた画像による大型対象物の3次元形状の計測方法に関する研究
https://ci.nii.ac.jp/naid/500000159046
ドローンを地上高100mまで上げてみた事例を追加しました。
詳しくはこちらをご覧ください。
久しぶりの投稿です。(^^)
fj.miscとしての事業は休止中ですが、今回はドローンに関する情報のご紹介です。
DJIのドローンにはビデオクリップを自動で撮影するクイックショットという機能があります。
自動飛行なので利用の際は安全確保の十分注意が必要ですが、大変便利な機能です。
どんな画像が取れるか試験撮影してみました。
上の画像はドローニーというよく使われる種類です。
その他の種類の画像については、こちらをご覧ください。
Amazon Echo Show 5を導入してみました。
アレクサ君に頼むと、いろんな質問に答えてくれたり、音楽をかけてくれたり、お手伝いしてくれます。
また、併せてSwitchBotのハブミニと温湿度計も導入したので、ライトやエアコンを音声でコントロールしたり、外出先から室温をチェックしてエアコンを入れるなんてことも出来るようになりました。
SORACOM LTE-M Button Plusを使ってLINEへ通知する、というのを試してみました。
ボタンからスマートフォンへBluetoothやWi-Fiで直接送っているのではなく、ボタンからLTE-Mでクラウドへ送り、LINEへ通知しています。(そのため、10秒くらいかかっています)
SORACOM LTE-M Button Plusは外部接点入力も持っているので、機器やセンサーからの通知にも使えます。
#SORACOM
#LINE
#IoT
#IFTTT
Seeed社のreTerminalをご紹介します。
内容は、Raspberry Pi 4 Model B の 4GB RAM、32GB eMMC にタッチパネル、ボタン、LEDやいくつかのセンサーが付き、筐体に収められたものです。(Raspberry Piとは微妙に異なります)
概要はスイッチサイエンスのページをご覧ください。
この写真はモバイルバッテリーで動作させた例です。
多少の在庫がありますので、関心をお持ちの方はお尋ねください。
少し前に Grove IoT スターターキット for SORACOM(Wio LTE JP Version) を購入していたのですが、やっとセットアップしてみました。
キットには以下のものが1個ずつ含まれていて、Groveインターフェイスで接続して使用します。
- Wio LTE JP Version
- 3軸デジタル加速度センサー
- ブザー
- ボタン
- 磁気スイッチ
- 温湿度センサー
- GPS
- 超音波距離センサー
- SORACOM IoT SIMカード
- 接続用ケーブル
- LTE用アンテナ
Wio LTE のプログラムに開発は Arduino IDE で開発します。
開発環境の設定方法は付属のマニュアルや参照先のWebページに記載されていて、それに従って進めれば特に問題なく終わります。
途中でボードマネージャやライブラリのインストールが必要になります。
実際に環境計測を行ったデータをクラウドに格納・表示するために設定を行います。
- LTEアンテナをWio LTEのアンテナ端子に接続します。
- Groveセンサーとして温湿度センサーをGroveインターフェイスでWio LTEに接続します。
- SIMをWio LTEに挿入します。
計測したデータをSORACOM Harvestへ格納することにします。
サンプルプログラムとして、スケッチ例の
Wio LTE for Arduino > soracom > soracom-harvest
を使用します。
プログラムをそのまま使うとuptimeを送信するだけですが、以下のコメントを外す(行頭の // を外す)と温度・湿度のデータも送信するようになります。
// #define SENSOR_PIN (WIOLTE_D38)
このプラグラムを実行してSORACOM Harvestに格納した温度・湿度の表示例を以下に示します(最初のグラフ)。
2番めのグラフはGPSマルチユニットのデータです。
ほぼ同じ時間のものですが、計測間隔とスケールが少し異なります。
センサの特性が違うためと思われますが、最初のグラフのほうが安定しているように見えます。
#IoT #DX #プロトタイプ #センサ #環境計測 #SORACOM
Interface(CQ出版社)2021年7月号で紹介されていた「空気の品質センサ」を試作してみました。
概要は以下の動画をご覧ください。
試作過程の詳細
使用する部品はこれだけです。
他には、Arduinoのプログラムを接続するPC、接続用のUSBケーブルが必要です。
部品について順にご紹介します。
広く使われているArduino UNO R3 です。
これは正規品ですが、後でご紹介するように互換ボードでも動きます。
半導体MOX(金属酸化物)センサです。
ここではCCS811を使用しています。
このセンサはCO2(二酸化炭素)を直接測定するものではなく、水素やVOCなどを測定し、CO2に換算するものでeCO2(等価二酸化炭素)と呼ばれます。
表示用のOLED(有機LED)基板です。
コントローラはSSD1306です。
ブレッドボードです。
半導体MOXセンサとOLEDが乗る小さなものです。
ブレッドボード用の配線セットです。
実際に使うのは数本です。
すべての部品をブレッドボード上で接続します。
部品の種類によりピンの位置が変わりますが、SCL、SDA、VCC、GNDを接続します。
ArduinoのプログラムはInterface誌のダウンロード・ページから2021年7月号の特集 第1部「まずはIoT 基板を作ろう」のプログラムをダウンロードして使います。
特に修正するところはありません。
ところが、起動するとうまく動きません。
MOXセンサは動作エラーになり、OLEDは表示がおかしくなります。
誤作動の原因を確かめるために、MOXセンサとOLEDを単独で繋いでみると(もちろん、Arduinoのプログラムもそれなりに改造して)正しく動くようです。両方を繋ぐと動かないようです。
原因として考えられるのはI2Cアドレスの衝突ですが、仕様書を見ると問題なさそうだし。
思いついて、半導体MOXセンサ・OLEDへのVCCを5Vから3.3Vに変更してみたら動くようになりました。
謎です。
OLEDの表示もされるようになりましたが、測定値としてかなり大きな値が表示されています。
等価二酸化炭素は通常は400ppm程度なのですが、5000ppmを超え、さらにかなりばらついて表示されます。
使用している半導体MOXセンサは内部で加熱しており、そこに吸着している酸素とVOC等が反応する時の抵抗の変化を観測しているとのことです。
その仕組み上、ある程度の時間のエージングが必要らしいので、2日間程度電源を入れたままにしてみました。
測定値はかなり安定してきたようです。
ここで、安価なArduino互換ボードが届いたので、入れ換えてみました。
(Arduino UNO R3互換で650円)
特に問題なく動いているようです。
なお、ここで使用している部品はfj.miscで取り扱います。
遠方の方は送料が発生しますので販売元へ直接発注される方がよいと思いますが、大村市近傍の方は配達いたしますので、お尋ねください。併せて、技術サポートも行います。